去年から禁煙して、今のところ成功しています。
今年は健康診断の結果、特定保険指導の対象となったため食事制限です。30代に入ってやめること、我慢することが増えてきていて人生がつまらなくなりはじめている今日この頃です。
さて、愛知県は最近大雨で各地で道路の冠水があったワケですが今回の大雨で水に浸かってしまった車も多く、問い合わせやその後の対応などでちょっと大変でした。
車屋で働く私自身、水害というものが身近じゃないものですからいざ対応となると戸惑うことも多くありました。
ですので今回は車が水没した際の対処をまとめます。
車内まで水が入ったらエンジンをかけない
一番大切なことですが、車内まで浸水してしまった車は水が引いた後でも自己判断でエンジンをかけないことです。
エンジンがかかるか試してみたくなる気持ちは分かりますが、避けましょう。
水没したらロードサービスなどを利用して車両を運ぶのが理想です。
どこまで水没すると危ない?
車種によって各パーツの位置もさまざまですので、ここまでなら大丈夫というのはありません。車種によってエンジンの吸気口やバッテリー、各コネクターなどの位置が違うからです。
ただ、水位が高くなるほど影響する部品が増えてリスクも上がります。
タイヤ下部程度まで
タイヤの下側や下回りくらいまでで、車内まで浸水していない状態。
この段階では「水没車」というほどの状態ではないケースもありますが、ブレーキや下回りなどが水に浸かっている可能性はあります。
泥水の場合は砂や異物などが付着することもあるでしょうから、のちに異音やブレーキの違和感などがあれば点検を受けたほうが安心でしょう。
タイヤ半分~フロア付近まで
かなり注意したい水位です。
一般的な乗用車についてJAFは、走行可能とされる水深の目安を「車の床面が浸からない程度」と説明しています。
つまり、フロア付近まで水位が来ている時点で「まだタイヤの半分だから大丈夫」ということではありません。
特に走行中なんかだと、車が水を前方へ押し出すため、停止している状態の水位だけでは判断できません。
フロアを超えて車内まで浸水
ここからはかなり深刻です。
フロアカーペットだけでなく、その下を通っている配線などが水に浸かる可能性があります。
さらに厄介なのは、水が乾いても元通りになるとは限らないこと。
電装品やコネクター内部に水分や泥などが入り込んで、後になって腐食や電装系トラブルが発生する可能性があるからです。
そのため、「水が引いて普通にエンジンがかかったから大丈夫」と判断するのは危険です。
それと、あとになってカビが生えたり、ニオイが発生することもあります。
シート付近まで浸水
シート付近まで水が来ている場合、室内の広い範囲が水に浸かっていることになるでしょう。
最近の車は室内にも多くの電子部品や配線が配置されています。
さらにフロアカーペットやシート、吸音材などにも大量の水分や泥が入り込むため、単純に「乾燥させれば終わり」という話ではなくなります。
修理費はほぼ間違いなく高額となりますので、修理以外の別の選択肢を考える必要があるでしょう。
ダッシュボード付近まで浸水
ここまで水没した場合は極めて深刻です。多数の電装品や車両システムまで水に浸かっている可能性が高くなります。
ただし、「シートまでなら修理可能」とか「ダッシュボードまで来たら必ず廃車」
という明確な基準があるわけではありません。
なぜ冠水した車のエンジンをかけてはいけないのか
冠水によってエンジンの吸気系から水を吸い込んでいる、或いは吸い込んでしまう可能性があります。
車内まで浸水している場合は、エンジンだけではありません。
電装系のショートやブレーキ機構などにも異常が生じている可能性があります。

水が引いて、見た目も普通だったらエンジンかけてみたくなるけど、やめた方がいいんだ?

まずはロードサービスや販売店に相談してみた方がいいね。
ハイブリッド車やEVは特に注意
現在ではハイブリッド車やBEVも非常に増えました。こうした車には高電圧のシステムが搭載されています。
JAFも、浸水したHVやEVについてはむやみに触らないよう注意喚起しています。
「エンジンがないEVなら水に強いのでは?」
と思うかもしれません。
しかしJAFのテストでは、BEVは水深60cmでも走行自体はできたが、時速30km〜40kmでは複数の警告灯が点灯したとのこと。
走れる=車が無事であることは別問題です。
海水に浸かった場合はさらに注意
大雨による雨水や河川の水だけでなく、高潮などで海水に浸かった場合はさらに注意が必要です。
塩分を含んだ水は電装系の腐食やショートにつながる可能性が高まります。
海水に冠水した車は水が引いて乾燥した後でも電気系統がショートして、最悪の場合火災が発生するケースがあります。
冠水した車で絶対にやらないほうがいいこと
・水が引いたからといってエンジンを始動する
・「タイヤの半分くらいだから大丈夫」と自己判断する
・警告灯が出ていないから問題ないと判断する
・冠水路を「前の車が通れたから」と続いて走る
今回、車屋として改めて感じたこと
今回の大雨では、実際に多くの車が被害を受け、その後の対応も含めて、大雨による車への被害をしみじみ知りました。
普段、何気なく通っている道も、短時間の大雨によって状況は一変したりします。
もし車が水に浸かってしまったら、無理に動かそうとせずロードサービスや販売店へ相談してください。
そして、今回被害に遭った方もそうでない方も、車両保険を付帯していれば多くの場合津波以外の水害は補償を受けることができますので、見直しをお勧めします。

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