最近の車はバッテリー上がりしやすい?

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「新車に替えて間もないのにバッテリーが上がってしまった」

残念ながらこういった事例が増えています。
実際に昔よりもバッテリーが早期に弱りやすくなっています。

しかしこれはクルマがおかしいとか、バッテリー不良とかいうワケではありません。
クルマそのものの性能が上がりすぎた結果、バランスがシビアになっているのです。

どういうことなのか?シーズンは過ぎましたが、クルマの早期バッテリー上がりについて紹介します。

クルマのバッテリー事情

家庭のエアコンやパソコンは起動時にたくさんの電気を使います。そのため、付けたり消したりせずに短時間なら付けっぱなしにしておいた方が良い…とはよく言われますよね。

クルマにも同じことが言えます。エンジン始動時にはたくさんの電気を使います。
そして、消費した電気は走行することによって充電されます。

ところが早期にバッテリーが上がってしまったり、弱ってしまう人の使い方は
近所の買い物に使うだけ(片道ほんの数分〜)というケースが多いです。
いわゆるチョイ乗り運転です。

つまり、減る一方で充電できていない運用となっている。

チョイ乗りの定義と弊害

チョイ乗りが良くないっていうのは何となく知ってるけど、チョイ乗りの定義とかってあるの?

明確な定義があるワケじゃないけど、メーカーが目安としていたり多くのクルマ専門サイトで言われているのが一般的な指標かな

1回あたりの走行距離が8km以下

()内は電気量

エンジン始動(100%→70%
↓ 〜8km以下走行
エンジン停止(75%僅かに充電
↓ お買い物
エンジン始動(75%→45%
↓ 〜8km以下走行
エンジン停止(50%僅かに充電

ご覧の通りエンジン始動で使った分を回収できないまま自宅に帰って来てしまいました。

※数値は参考ですので、実際の変動値ではありませんし極端ですがイメージしていただきやすいと思います。

1回の走行時間が10分〜15分

バッテリーから少し逸れますが、エンジンやオイルが適正温度に温まらないためエンジン内部の汚れやオイルの劣化が起こりやすくなります。

具体的にはエンジンの燃焼が不安定な状態が続くと汚れが溜まりやすくなったり、十分に温まりきらないことによって内部に発生した結露水がオイルと混じり、エンジンオイルの性能を低下させます。
燃費悪化や将来的な故障のリスクを高めます。

クルマにあまり乗らないからといってオイルメンテをしなくていいというワケではないということだね。

なぜ”最近のクルマ”に多いのか?

早期にバッテリー上がりする人はチョイ乗りで使用する人が多い。とはいえ、これまでと何も使い方が変わっていないけど、今までのクルマでこんなことはなかった!

このようなお話もよく聞かれますが、そもそも今までのクルマと最近のクルマが違ってきています。
クルマの電子制御や装備も進み、電気を使うところが増えています。
しかも下の例に挙げる電子部品の多くは、ほとんどの車種で標準或いは採用率が高いのでほぼ例外がありません。

最近のクルマの電子部品
・スマートキー

・カーナビ・オーディオ
・セキュリティ
・各種コンピューター
・安全装置、センサー
・快適装備
・ドライブレコーダー
・情報通信機能

いっぽう今までのクルマの電子部品(車種・年代による)
・スマートキー

・カーナビ・オーディオ
・セキュリティ
・各種コンピューター

できる対策

・チョイ乗りだけで終わらない
・切ったり掛けたりを無闇にしない
・せめて週に1回は30分以上の走行を
・長期間乗らないなら物理的な充電も視野に
・ドラレコの駐車監視録画は使わない(チョイ乗りと合わさると最悪)

やってはいけない対策
・バッテリー端子を外しておく
→昔はよくあったが今のクルマでやると不具合の可能性有

最後に

最近のクルマのバッテリー上がりについて紹介しました。
なかなか用事がないのに30分以上走りなさいというのも難しい話だとは思います。しかし、バッテリー上がりは突然で多くの人が困ります。急いでいる時に限って起きたりするモノです。
もし、チョイ乗りに当てはまる方で最近クルマ替えたぞって人は、あえて少し遠くのお店へ買い物に行くなどの工夫をしてみてください。

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